食欲と目欲

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思考の歪み

食べ過ぎてしまった、そう思うことはありますか

人は本来、自分の体が必要としている以上の食べ物を食べようとはしません

それは人に限らず、生き物であればすべてそうであるといえます

私たちには、満腹中枢というものが備わっていて、その満腹中枢がある事で人は、本来は食べ過ぎてしまうという事がないようになっています

それなのに、食べ過ぎてしまう事があるのは、食べ過ぎてしまう人にある満腹中枢が、何かの理由で機能しなくなっている事を意味します

そこにあるのは、思考の歪みだと思います

本来働く必要がある体の機能が動かなくなっていく、思考の歪みがあると思います

生きる為に必要だから食べるというのとは別の、生きる為には必要がないけど、どうしても食べたいという欲求による思考の歪みがあると思います

 

生きる為に必要な食べたいという欲求は、食欲だと思いますが、そうでない、ただ食べたいという欲求は食欲ではないと思います

それは、目が食べたいと思っているだけの目欲だと思います

生きる為に食べたいではなく、目が食べたいと思っているだけの目欲を食欲だと思ってしまうと、思考は歪んでいくように思います

実際の体の欲求とは別に、目だけの欲求にとらわれてしまうと、目に映るものすべてが欲しくなってしまい、思考が混乱して歪んでいくように思います

ダイエットが難しいのは、食欲が目欲になっているからだと思います

もし、食欲が旺盛になっているだけであれば、それをやめさせる事はさほど難しくないのかもしれせんが、食欲が目欲になっていると厄介です

目欲が実際に満たされていく事はないからです

 

食欲によって食べ過ぎているならば、自分の体の異変に自分が気づく事ができ、自分の思考がその状況を改善する為の行動をしようとしていきます

しかし目欲の場合は、自分の体の異変に気づく事ができず、いえ、気づいていても目欲の方が勝ってしまい、気づかない振りをしていきます

自分が気づける事に気づかない振りをしてしまうと人は、自分の心に嘘ついている状態と同じ状態になり、自分の思考が少しずつ歪んでいきます

食べたい、食べたいという思いばかりが募っていき、自分の体型や体調に異変が起こっていても、何の根拠もなく「大丈夫」と思っていきます

時には、「だって食べたいだもん」と逆切れしていく事もあります

体に異変がある食べたいは食欲ではなく、目欲でしかないと言えます

目欲の人に食欲に着目したダイエットを勧めても上手くいかないと思います

 

食欲が目欲になっている人に必要な事は、歪んだ思考を元に戻す事です

ダイエットが上手くいかない人の多くは、歪んでいる思考があるからだと思います

歪んでいる思考があるならば、歪んでいる部分を元に戻せば歪みはなくなります

思考の歪みがなくなれば、どんな状態の人でもダイエットは成功すると思います

ダイエットの本来の意味は適切な食事をするという事であり、決して、痩せるという事だけを指すのではなく、適切な体型になる全体を指していると思います

人には適切な体型を維持する働きがあり、それが上手く働いていないという事は、うまく働かす事ができていない、思考の歪みがどこかにあるといえます

もし、自分の思考に歪みがあるならば、歪みを元に戻す必要があります

自分にある思考の歪みを、自分だけで元に戻すのは難しい事もあるので、そんな時、癒しのカウンセリングで自分の思考の歪みを元に戻す事ができます