問題の答え

答えは問題をつくった人にある

自分の問題の正解は、問題をつくっている自分にしかわかりません

試験などにある問題の正解が何であるのか、そのことを決めることができるのは、その問題をつくった人だけだと言えます

そうであるならば、自分の問題に対する正解を出せるのは、自分でしかありません

自分がつくった問題の答えは自分の中にある、そのことに気づくことができれば、どんな問題であっても、自分で答えを出すことができます

それなのに人は、自分の問題の正解を他の求めてしまうことがあります

そこにあるのは、学校において、問題を解くことの経験はしていても、問題をつくる経験はあまりしていないことが、多少は影響しているように思います

いつの間にか、問題の答えは誰かが用意しているもの、そう思ってしまい、自分の問題の答えも、誰かが正解を知っていると思ってしまいます

 

自分の問題の答えは、自分にしか出すことができません

そのことは、頭ではわかっていても、実際に、困難だと思ってしまう問題があると、自分ではなく、他の人に答えを求めたくなってしまいます

しかし、どんなに他の人に答えを求めたとしても、他の人が出してくれる答えは、他の人に同じ問題あったときの、他の人の答えでしかありません

仮に、他の人の答えと、自分の答えが同じであったとしても、自分で出していない答えは、自分の問題の答えであるとは言えません

他に答えを求めることが、心の問題が解決しない要因になっているように思います

心の問題は、自分で解決できるものと、そうでないものがあります

自分ではどうしようもできない問題の場合は、答えは自分の中にはありませんが、自分がどうにかできる問題の答えは、自分の中にあります

 

悩みごとや心の病気に関しては、自分ではどうしようもないことがあるので、その部分に関しては、他の人に答えを出してもらう必要があると言えます

しかし、悩みごとや心の病気による問題ではない、自分がつくった問題にまで、他の人に答えを求めてしまうのは良くありません

それだと、自分がつくった問題が解決しないだけではなく、悩みごとや心の病気をなくしていくことはできないことがあります

仮に、悩みごとや心の病気をなくすことができても、自分の問題の答えを他に求めたままでは、また、悩みごとや心の病気を持つようになっていきます

悩みごとや心の病気になってしまうのは、自分にしかわからない、自分の問題の答えを、他の人に求めることに大きな要因があると思います

自分の問題の答えを、他に求めていては、問題の根本は解決していきません

 

自分の問題の答えは、自分にしかわからず、自分にしかわからない問題の答えを、他の人に求めても、他の人が自分の問題の答えを知っていることはありません

自分の問題の答えがわからないのは、自分と向き合えていないからで、向き合いたい自分とは向き合えても、向き合いたくない自分とは向き合えていないからです

向き合いたい自分とだけ向き合うことは、自分と向き合うとは言いません

自分のすべてと向き合うことが、自分と向き合うことになります

あなたは、自分と向き合うことができていますか

誰かに答えを求めているときは、自分と向き合うことができていないときです

もし今の自分に、誰かに答えを求めていることがあるならば、自分と向き合うための癒しのカウンセリングで、自分と向き合っていきませんか

自分と向き合うことができれば、自ずと問題の答えは見えてくるようになります