ないものを求めない

求めるのではなく目指す

他の人にはあって自分にないものがあると、それを求めてしまう事はありますか
自分にないものを求めている内は、ないものがあるようにはならないと思います
自分にないものは、必ずしも自分にある必要があるものとは限りません
人は、他の人にあるというだけで「自分も欲しい」と思ってしまう時は、自分にはある必要がないものを求めてしまう事があるように思います
他の人にあるもののすべてが自分にある必要はありません
その事は誰もがそうだと思っていても、自分にないものを他の人が持っていると自分も欲しいと思って、ないものを求めてしまう事があるように思います
そこにあるのは、ただ欲しいという欲求でしかなく、その事が自分とって本当に必要かどうかは特に関係がない事の方が多いように思います
自分も欲しいと求めている時は、自分に必要がないものを欲している時です

自分にないものが他の人にあると、「いいなぁ」と思う事はあるとは思います
「いいなぁ」とうらやましく思っているだけであれば問題はありませんが、うらやましいと思う事を「欲しい」と求めていくのは問題があると思います
何かを求めてしまうと、ないものを自分であるようにしていくのではなく、ないものを誰かが与えてくれないかと思ってしまう事があるからです
他の人から与えられる事がいけないという事ではなく、自分では何もしようとしていないのに、他の人から与えてもらおうとする事が良くありせん
自分が何もしなくても手に入るものは、今の自分には必要がないものだと思います
必要がないものを与えてもらっても、何も意味がないように思います
それなのに、他の人にあって自分にないものを求めてしまい、それを誰かが与えてくれるのを待っていては、自分に必要なものがあるようにはならないと思います

自分にないものを求めている時は、自分と向き合えていない時のように思います
自分と向き合う事ができていないから、ないものばかりに目がいくのだと思います
自分にないものを見ていても、自分が良くなっていく事はできないと思います
自分が良くなる為に必要なものは、自分にないものではなく、自分にあるものです
今の自分にあるものでしか、人は成長していかないと思います
自分にないものを求めて、ないものを誰かに与えてもらえたとしても、自分が良くなる為に必要なものがあるようにならないと思います
自分にないものは、今の自分にあるものからしか手にする事はできないと思います
どんなに他の人から与えてもらっても、それは他の人にあるものでしかありません
自分にないものが自分にあるものになるには、今の自分にあるもの磨いていく努力をしていく事で、あるものを高めていく事が必要だと思います

自分にあるもの磨くには、求めるのではなく、目指す事が必要だと思います
求めてしまうと、誰かに与えて欲しいと欲しくなりますが、目指していくと、ないものがあるようになる為に努力していく事ができるようになります
自分にないものを本当に手に入れたいのであれば、求めていてはできません
自分にないものがあるようになるには、今の自分にあるものを磨く必要があります
今の自分にあるもの磨いていく事で、自分ができる範囲が少しずつ広がっていき、これまではできないと思っていた事も少しずつできるようになっていきます
しかし求めてしまうと、できない事ができるようになる事はないと思います
自分にない事が欲しいと思っているだけでは、あるようになる事はないと思います
自分にないものが欲しいと思う事があったら、求めるのはやめて目指すようにする、そうすれば、ない事があるようになるまで努力し続ける事ができると思います