未健康な心

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病気でも健康でもない心

自分の心は健康だと思いますか
心が病気ではないけど健康でもない、という人は意外と多くいるように思います
まだ病気ではない状態には未病という状態がありますが、まだ健康ではない状態まで未病とするのは少し違うように思います
まだ健康ではない状態も未病でいいのではないかと思うかもしれませんが、まだ病気ではない状態とまだ健康ではない状態には違いがあるからです
病気と健康の間には明確な境界線があり、まだ病気ではないという病気側にいる未病が、まだ健康でないという健康側の状態まで表すのは問題があると思います
病気側にいるまだ病気ではない状態に未病があるように、健康側にいるまだ健康ではない状態にも未病とは違う別の状態があった方がいいと思います
まだ健康ではない『未健康』な状態として、未病とは分けた方が良いと思います

今の自分の心は、病気ではないが健康でもないのか、健康ではないが病気でもないのか、どちらに該当するのかで未健康か未病なのかが分かれます
病気ではないが先に来る場合は健康側にいる未健康な状態を表し、健康ではないが先に来る場合は病気側いる未病の状態を表しています
病気側にいるのであれば、医療や薬などの他の力に頼る事も必要です
病気側にいるという事は、自分の力では対応できない事があるといえるからです
しかし、健康側にいるのであれば、他の力に頼っていてはいけません
健康側にいるという事は、自分の力で対応できる事を表しているからです
もし、病気や健康ではない状態に未病しかないと、健康側にいるまだ健康ではないが病気側になってしまい、病気と健康の境界線がおかしくなります
今の社会で心の問題がこじれてしまうのは、心が未病なのに他に頼らない、逆に心が未健康なのに他に頼る、そんな状況があるからだと思います

病気側にいる時は未病であっても他の力に頼る事が必要です、自分の力で対応できていない事を自分で何とかしようとしても良くなりません
逆に、健康側にいる未健康であるならば、他の力に頼っていては良くなりません
健康は誰かに頼ってなるものではなく、自分でなっていくものです
それは、心だけではなく体も同じです
それなのに、未健康な心の人の多くは、他の癒しで健康になろうとしていきます
他の癒しがいけないのではなく、他の癒しでは健康にはならないという事です
多くの未健康な心の人が陥ってしまう間違いは、自分で健康になると思わないで、誰かが健康にしてくれると思ってしまう事にあります
病気や未病ではないのに心の問題が大きくなってしまうのは、自分ができる事を病気や未病の時のように他に頼っているからだと思います

健康になりたいと思っているだけでは、心が健康になっていく事はありません
なりたいと願う事は「誰かが健康にしてくれる」と期待しているの同じだからです
健康と病気の間に未病しかない状態だと、まだ健康ではない状態も未病だと思って、他に頼っていれば健康になると思っていくようになります
健康にする治療や薬がないように、他が自分の心を健康にする事はできません
未健康な心にある問題は、他に癒してもらえば心が健康になると思う事です
他の癒しで心にある問題はなくせても、問題を抱える心をなくす事はできません
病気がなくなれば健康かといえばそうではないのと同じように、他の癒しで心の問題がなくなれば健康になるかといえばそうではないと思います
健康な心になるには、他の癒しとは別に自分で自分の心を癒す事が必要です
それには「自分で健康になる」と、まずは自分が心から思う事が必要になります

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