決めつけてしまう

心の思いを１０か０で見ない

物事を決めつけてしまう事はありますか
実際は「そうかもしれない」とただの想像にすぎない事であっても、「そうに違いない」と思うようになり、「絶対そうだ」と決めつけてしまう事はありませんか
そこには、自分の心の思いを１０か０で見ている決めつける思考があります
良いか悪いか、正しいか正しくないか、どちらかにしないといけないと思い込んでいる、決めつける思考になっている自分がいます
１０と０があるという事は、間には９から１があるはずなのに、その事を忘れてしまうと人は、１０か０で自分の心の思いを見ていきます
人の心の思いが、どんな時でも１０か０のどちらかしかないとは思いません
逆に、１０か０しかないと思う方が不自然なような気がします
人の心の思いは、１０か０よりも９から１の時の方が多いように思うからです

「絶対そうだ」と１０か０の判断になる事もあるかもしれませんが、だからといって、心の思いを常に１０か０で見てしまうのは違うと思います
その事を「絶対そうだ」と断定できるくらい思う事であっても、「本当にそうなのか」と自分に再度問いかける事が必要な時もあるように思います
法律や規則など、共通のルールで決まっている事であれば、そのルールに基づいて「絶対そうだ」と誰もが１０か０で思う事もあると思います
しかしそうでない場合は、「絶対そうだ」と断定する事はできないと思います
人の思いは意外と曖昧なもので、曖昧だからこそ、断定している時は見えていない、自分の周りにある他の人の思いを見る事ができると思います
１０か０で自分の心の思いを見ている人は、自分が見たくない他の人の心の思いを知りたくないと、心が曖昧でいる事を怖がっているように思います

１０か０で心の思いを見ていれば、物事を断定するしかないと思います
本当は自分でも断定するほどわかっていない事でも、心が曖昧でいる事を怖がっていると１０か０しかないと思って断定していきます
そこにあるのは、他の人の心の思いに振り回されてしまう自分がいます
１０か０で見て断定するのは、他の人の思いに振り回されない為だと思います
１０か０で自分の思いを見てしまう人は、決して意志が強い訳ではないと思います
どちらかというと意志の弱い人で、自分の心の思いが少しでも１０か０でなくなると、周りの意見に左右されてしまう自分がいるように思います
自分で決められない人だけが意志が弱いわけではなく、他の人の意見に振り回されないように、１０か０で自分の思いを見ている人も意志が弱いといえます
１０か０で自分の心想いを見てしまう人には、そんな意志の弱さがあると思います

何かと良い悪い、正しい正しくないと１０か０で自分の心の思いを見てしまう事があるならば、それは本当の自分の思いではない事に気づきましょう

１０や０の思いがいけないのではなく、１０か０しかないと思う事がいけません
１０や０と思う事があっても構いませんが、１０と０の間には９から１がある事を思い出し、１０か０ではなく１０から０の中から自分の心の思いを見ていきます
１０か０で見る事で自分の意志の弱さを隠していた人には、９から１を加えて心の思いを見る事は怖いかもしれませんが、それでも見ていきましょう
１０か０ではなく１０から０で見ることで、自分の意志が揺らぎそうになってきたら、人の思いは曖昧で、曖昧だからこそ周りがよく見える事を思い出しましょう
そうすれば、今まで怖くて見えなかった他の思いが見えるようになり、自分の周りには１０や０以外にも９から１の思いが多くある事がわかってきます