自分は悪くないと思う

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悪くないは良くもない

自分は悪くないと思う事はありますか
もちろん、何も悪くない事を悪いと言われているのであれば、自分は悪くないと思う事はあるとは思います
しかし、自分の良いとはいえない行動を、自分は良くないと思うのではなく、悪くないと思っていく事は問題があるように思います
行動は同じでも、自分は良くないと思うか、自分は悪くないと思うかでは、その後の自分の行動がまったく変わってくると思うからです
自分は良くないと思えれば、その行動を良くしようと思いますが、自分は悪くないと思うと、良くしようと思う事はありません
もし、自分の行動に良いといえない事があるならば、良くした方が良いと思いますが、悪くないと思ってしまうとそれができなくなります

自分の良いとはいえない行動を悪くないと思うのは、そんな行動をした自分を自分が認めたくないと思っているからだと思います
そこには、良くない行動した自分を受け入れる事ができず、自分は悪くないと思って、良くないという思いを打ち消している自分がいます
良くない事を悪くないと思っても、良くない事が良くなる事はありせん
なので、自分の良くない行動を自分は悪くないと思っていくと、いつまでたっても良くない行動をし続けてしまいます
それでも、自分が良くない行動している事がわかっている内は良いですが、そのままだと、自分が良くないと思う事自体がなくなっていきます
そうなってしまうと、良くないと思う行動を良くしようと思う事はなくなり、自分が良くなる行動が自分でもわからなくなってきます

良くない行動をしている自分を受け入れたくないからといって、良くないと思う事を悪くないと思うのはいけません
良くない事と悪くない事は同じではなく、良くない事を同じではない悪くないと思ってしまうと、自分の思考は捻じれていきます
自分の思考が捻じれていくと、同じではない事を同じだと思うだけでなく、同じ事なのに違うように思っていくようになります
そうなってしまうと、何が良くて何が悪いか自分でもわからなくなり、自分のすべての行動を、自分は悪くないと思っていくようになります
何かある度に、自分は悪くないと主張するようになり、その事の真意よりも、自分は悪くないと思えば悪くならないと思っていきます
そうなってしまうと、自分の責任から逃げるようになっていきます

自分は悪くないと思う事があったら、その事は悪くはないかもしれませんが、良くもないという事に気づいていきましょう
良くもないという事は、良くした方がいいという事で、悪くないと思って、良くした方がいい事を良くしていかないのは良くありません
自分は悪くないと思って打ち消した事の中に、自分の良くなかった行動を良くしていく為の課題があります
悪くないと思った行動は、どうして悪くないと思ったのか、その事を省みていく事で良い行動にする為の課題が見えてくると思います
自分は悪くないと思う事を否定するよりも、自分は悪くないと思う事にある、自分を良くする為の課題を見逃さない事が大事だと思います
自分は悪くないと思う事は良くもない、そう思う事が必要だと思います