相手の立場で考える

自分にも相手にも良いこと

相手のためだと思ってしたことが、そうではなかったことはありますか

相手のためだと思って、何かをしようとすることは良いことだと思いますが、それには、そのことが本当に相手のためになっている必要があります

自分がどんなに相手のためだと思うことであっても、相手にとってはそうでもないことは、相手のためになっていることではないと言えます

それなのに人は、自分が相手のためになると思っているだけで、相手の思いを確認することなく、相手も自分と同じだと思ってしまうことがあります

自分の行動を相手がどう思うかは、自分ではなく相手が決めることです

「ためになっているよね」と聞かれて、「なっていないい」そう答えられる人はあまりいないと思え、それが自分の為だと思っている行動であれば尚更です

「ためなっているよね」そう聞かれて、なってないと言える人は少ないと思います

 

もちろん、相手のためと思っていることが、相手にとって迷惑なことであれば、ためになってない、そう言われることもあるかもしれません

しかし、迷惑なことではないけど、ためになっているかと言えばそうでもないことは、ためになっていないと、相手は言わないように思います

そのことが、自分だけが相手のためだと思っていることを、相手も同じように思っているという勘違いにつながっているように思います

本当に相手のためになっているかどうか、そのことが見えなくなるのは、自分のことではなく、自分のことだけを考えてしまうことがあるからです

人は、自分のことを考えますが、それは、自分のことだけを考えるのとは違います

自分のことを考えるとは、自分のことだけではなく、自分が関わるすべてのことを考えることで、他の人のことは、他の人の立場で考えることです

 

人は、自分の思いが強ければ強いほど、自分のことを考えるのではなく、自分のことだけを考えてしまうことがあるように思います

普段は、自分のことを考えていても、自分がこうしたい、こうなって欲しいという思いが強いときは、自分のことだけを考えてしまうことがあるように思います

しかしそれでは、本当の意味で、相手のことを考えることはできません

どんなに、相手のためだと思っても、自分のことだけを考えてしまうと、自分が考えたい、相手のことを考えてしまうからです

それは、相手のためではなく、自分のためになることでしかないと思います

どんなに相手のことを考えていると思っても、自分が考えたい相手のことは、相手のためではなく、自分ためでしかないと言えるからです

そのことが、本当に相手のためなのか、ただのお節介なのかの違いだと言えます

 

自分が相手のためだと思っていることは、本当に相手のためになっているのか、本当に相手にとって良いことなのか、そのことを考えることが必要です

自分にとって良いことではなく、相手にとって良いことを考えることが必要です

どんなに自分にとって良いことでも、相手にとって良いとは限りません

自分が良いと思うことは、相手もそうに決まっている、そう思うのは間違いです

もちろん、自分が良いと思わないことを、相手いしていくことは良くありませんが、自分が良いと思うだけで、相手にしていくことも良くありません

大事なのは、自分だけではなく、相手にとっても良いことを考えていくことで、自分が良いと思うことを、相手もきっと良いと妄想することでありません

自分だけではなく、相手にとって本当に良いことは何なのか、そのことを考えていければ、自分のことを考えることができ、相手のためになる行動はできます