思いを修正する

思っていることにしない

こんなことを思ってはいけない、そう思うことはありますか

何でこんなことを思ってしまうのか、そう自分が思うくらい、良くないことを思ってしまうことは、誰にでもあるように思います

良くないことを思わない方が良い、それはそうかもしれませんが、だからといって、良くないことを思う自分はダメだ、そう思うのも違うように思います

良くないことを思ってしまうのは、思ってしまう理由がどこかにあり、思った自分をダメだと思っていては、その理由を知ることはできません

自分がなぜそう思ったのか、そのことがわからないまま、良くない思いを打ち消していても、良くないことを思う自分は何も変わらないように思います

良くないことを思ったときに一番必要なことは、そのことを思わなかったことにするのではなく、思ったことを自分が修正していくことだと言えます

 

良くないことを思った自分を否定していくのは良くありません

良くないことを思った自分を否定しても、その思いがなくなることはないからです

そんなことを思うつもりはなかった、そう思う気持ちもわからなくはないですが、思ったことを思ってはいけないと思っていても、何も解決はしていきません

それなのに人は、思ったことを自分で否定してしまうことはあるように思います

自分の思いを、自分が否定することほど意味がないことはなく、そのことで、否定した自分が良くなっていくこともないと言えます

自分が自分を否定してしまうと、良くないことを捻じ曲げて良いように、或いは、なかったことにしたい、そう思ってしまうことがあるように思います

良くないことを、自分の解釈をゆがめて良いことにしたり、自分ではなく他のせいにすればなかったことになる、そう思っていくようになります

 

何事も否定をしていては、そのことを良くしていくことはできないと思います

否定をしてしまうと、そのことの存在自体がいけないと思ってしまい、そのことを修正するのではなく、なくしていこうとしてしまうからです

もちろん、、絶対にしていけないことであるならば、そのことをしないために、その行動を否定することが必要なこともあるようには思います

しかし、修正しようと思ったら、否定はただの邪魔者でしかないと思います

良くないことを思った自分は、確かに良くないかもしれませんが、それは、自分が修正しようと思えば、いくらでも修正していけることです

修正できることを否定していくことほど、してはいいけないことはないと言えます

良くないことを思った自分に必要なことは、自分を否定することではなく、そんなことを思った自分を認めて、良くない思いを修正していくことです

 

思ったことのすべたが、自分の思っていることになるとは限りません

自分が思ったことでも、自分が思っていることにしなければ、自分が思ったことが、自分の思っていることになることはありません

良くないことを思ったときは、そう思ったけど、本当はこう思った方が良かった、そう修正して思い直していけば、良くない思いは良い思いに変わっていきます

「今の思いはなし」そう思い直せば、思ったことは思っていることにはなりません

しかし、思ったことをすぐに口にしてしまうと、どんなに自分の中で「今の思いはなし」と思っても、修正することができなくなることがあります

思ったことを、すぐに口にすることがいけないとは言いませんが、一度口にしたことを修正するのは大変なので、発言には気をつけた方が良いと言えます

どちらにしても、良くない思いは、良い思いに修正すれば何も問題はありません