他が決めている

事実を無視しない

人は、自分のことは自分が決めています

どんなに、自分以外のことが決めている、そう思うことがあっても、自分のことであるならば、最終的に決めているのは自分になります

これは精神論とは違い、人の機能がそうなっているという事実でしかありません

自分が決めることに、他の影響がないということではなく、自分が何か行動をしているのであれば、そのすべては自分が決めているということです

どんなに他の影響が強くあっても、他の影響によってそのことを自分がする、そう決めることがなければ、人は行動することはありません

自分ではなく他が決めている、そう思って行動していることは、他が決めたことをする、そう決めた自分がそこにいるだけだと言えます

その事実を、自分が受け入れられるかどうかで、人生は良くも悪くもなります

 

自分ではなく他の人が決めている、そう思いたいこともあるかもしれませんが、いくら自分がそう思っても、自分が決めているという事実は何も変わりません

他の人が決めていることをするのが、いけないということではなく、他が決めたことをすると自分が決めていることを、決めていないと思うことがいけません

自分が決めていることを、自分ではなく他か決めていると思っていくことは、自分が自分のことを無視していくのと同じことだと言えます

自分が決めている事実を無視していて、人生が良くなることはないと思います

自分が決めていることを決めていないとして、事実を無視していると、物事を事実ではなく、私だけにある実である、私実で見ていきます。

他が決めていると思ってしまうと、物事にある誰もが認識できる事実を、自分の都合の良いように認識する、私実にしてしまうことがあります

 

自分にとって良いことは事実のまま見て、自分にとって良くないことは、事実を見ないようにしてしまうと、事実を私実にしていくようになります

事実を私実にしていると、自分のことを、他が決めていると思うようになります

自分が良くないと思うことは、自分ではなく他が決めている、そう思っていれば、自分のせいではなくなると思っているのかもしれません

そのことで、自分の心から良くないという思いはなくなるかもしれませんが、良くないこと自体がなくなることはありません

なくなるどころか、良くないことは放置されていくので、もっと悪くなります

どんなに、事実を私実にして、自分ではなく他が決めていると思っても、自分が決めているという事実は何も変わることはありません

事実と違うことを事実にしていて、自分が良いと思うことができるとは思えません

 

自分のことは自分が決めています、だからといって、自分が決めていることが、すべて良い、正しいことでなければいけないということもありません

もちろん、良くないことは良くするように、正しくないことは正しくする必要がありますが、自分が決めていないと思ってしまうと、それができません

自分が行った、良くない、正しくないことを、自分ではなく他のせいにしていては、自分がそのことを良い、正しいことにしてくことができません

自分が決めていない、他が決めていると思っていれば、自分が行った良くない、正しくないことが、良い、正しいことになると思うのは間違いです

周りの目ばかり気にして、周りの評価に左右されてしまうことがあるのは、自分のことは自分が決めているという事実を、無視しているからだと思います

自分のことは自分が決めている、そのことだけは、無視をするのはやめましょう