健康と病気の間

健康でも病気でもない心

心は健康ですかと聞かれて、自信をもって健康ですと答えられますか

心が健康であれば良いですが、そうでなければ、健康にする必要があります

そのためには、健康とはどんな状態なのか、そのことを知る必要があります

病気であれば健康だとは言えませんが、だからといって、病気でなければ健康であるかと言えば、必ずしもそうとは言えません

病気でなければ健康であると言えるのであれば、多くの人の心は健康だと言えますが、病気ではないけど、心が健康ではない人は意外と多くいるように思います

心の状態を、病気や健康だけでわけていると、心を健康にすることはできず、病気ではないけど健康でもない状態がある、そのことを知る必要があります

心の状態には、病気でも健康でもない状態がある、そのことがわかれば、健康でない心は健康にする必要がある、そう思うことができます

 

心の問題は、心が病気の人だけではなく、病気でも健康でもない人にもあり、心が病気でも健康でもない人は、心にある問題を放置してしまうことがあります

病気でなければ問題ない、そう思ってしまい、心のに違和感があることがわかっていても、気のせいだと思ってそのままにしてしまうことがあります

そのことは、体の問題のときにも同じことが言えますが、心のときは体のときよりも、問題を放置してしまう事が多いように思います

そのことが、メンタルヘルスの問題のこじれていく、大きな要因になっています

メンタルヘルスにおける問題は、心が病気のときよりも、病気でも健康でもないときの方が、問題を解決していくのが難しいように思います

健康は、心も体も他が健康にすることはできず、自分で健康になるしかありません

どんなに他にしてもらおうとしても、他が健康にすることはできません

 

健康と病気の間には、病気でも健康でもない状態があります

病気でなくなれば健康になるわけではなく、逆に、健康でなくなれば病気になってしまうかと言えば、そういうこともありません

健康と病気の間には、病気ではないけどまだ健康ではない未健康と、健康ではないけどまだ病気ではない未病な状態があると言えます

健康と病気の境には、未健康と未病があり、健康でなければ病気であるわけではなく、病気でなければ健康だということでもありません

健康ではない状態は、病気なときだけではなく、病気ではないけどまだ健康でもない未健康な状態と、健康ではないけどまだ病気ではない未病な状態があります

特に心の場合は、病気ではないけどまだ健康ではない、未健康な心の状態を放置していくと、心が病気のときよりも大きな問題になってしまうこともあります

 

心の問題の多くは、まだ健康ではない未健康のときに起こっていると言えます

心が未健康な状態なのに、病気ではないから大丈夫だと思って、自分で健康にすると思うことがないと、病気より怖い未健康な心になってしまうことがあります

今の自分は、自分のせいではなく他のせいだ、そう思ってしまい、自分で何かを改善しようとはせず、他に何かを改善してもらおうとしていきます

他の人と比べて自分の方が良いアピールをしたり、他の人に依存したりして、今の自分のすべてと自分が向き合うことができなくなっていきます

健康と病気の間には未健康と未病があり、病気から健康になるには、病気から未病に、未病から未健康に、そして最後に未健康から健康になっていきます

今の自分の心は、病気ではないけど健康でもない、そう思うのであるならば、自分で心を健康にすると思っていくことで、心は健康になっていきます