信用と信頼の違い

自分に自信を持つ事ができますか

自信があるという事ではなく、自信を持つ事ができるかどうかです
物事ができると思える時は『自信がある』という表現になりますが、その事ができるかどうかは関係ない時は『自信を持つ』という表現になるように思います
自信があると自信を持つは同じ事のように思えますが、同じではありません
自信は自分を信じる事ですが、どう自分を信じるかで、自信があるになるのか、自信を持つになるのかが変わってきます
自信があるというのは、自分を信じるだけの保証のいる信用によって自分を信じる事で、自信を持つというのは、何の保証もない信頼で信じている事になります
保証のいる信用で自分を信じているのか、何も保証のいらない信頼で自分を信じているのかによって、自信があるのか自信を持つのかになります
信用による自信があるは、保証がなくなると自信もなくなっていきます
しかし、信頼による自信は、初めから保証は何もないので、何があっても自信がなくなる事がなく、自信を持つ事ができます

自分に、自信があるのか自信を持つのかで、その人の行動は違ってくると思います
自信はあるものだと思っていると、信用するための保証が必要になります
もちろん、信用するための保証を自分が用意できているなら、自信があると思っていても大きな問題はないかもしれません
しかし、もしそれが他の保証による信用であった場合は、少し問題があります
他の保証による信用で自分を信じていくと、自信がない事を自分ではなく、他のせいにしてしまう事があるからです
自信は、自分が信じる事であり、他の人に信じてさせてもらう事ではありません
保証のいる信用で自分を信じていると、その保証が自分で用意できなくなると、他に保証を求めていくようになってしまいます
自分で保証を用意しなければいけない事はわかっていても、保証による信用で自分を信じようとしていると、他に保証を求めていくようなってしまいます
そうなってしまうと、そこにある自信は自信ではなく、他信になります
自分が信じる自信ではなく、他の人に信じさせてもらう他信を持つようになります

もし、信じている相手に裏切られたと思う事があるなら、その信じるは保証のいる信用であり、保証のいらない信頼ではないように思います
保証がいる信用では、保証が偽物だった時は裏切られたと思いますが、信頼では、保証が偽物である事はなく、相手に裏切られたと思う事もありません
どちらが良くてどちらがいけないという事ではなく、信用で信じるのと信頼で信じるのでは、同じ信じるでもその違いがあるという事です
問題なのは、保証のいる信用で信じるている時は、信用にある保証が偽物だった時は、裏切られたと思ってしまう事があるという事です
信用による保証を自分で用意しているならば、保証が偽物なのは自分のせいなので、裏切られる原因は自分にあります
しかし、他に保証を求めていく人は、他の保証が偽物だったから裏切られたと思い、自信を持てない事を他のせいにしていきます
そうなってしまうと、偽物ではないもっと良い保証をしてくれる他の人を探していくようになり、他信で自信が持てると思い込んでいくようになっていきます

自信は、あるものではなく持つものだと思います
何かを行う時に自信があると思う事はあっても、自分に対する自信に関しては、自信があると思うのではなく、自信を持つと思う必要があると思います
自信を持つと思うには、保証のいる信用ではなく、保証のいらない信頼によって自分を信じる必要があります
何の保証も必要としない信頼で自分を信じるには「自分を信頼する」そう自分が思っていくだけで、信頼する事はできるようになっていきます
良くてもダメでも、どんな自分であっても、自分は自分を信頼していく
他の人はどう思っていても、どんなに裏切られても、自分だけは信頼する
そう思うことで、何の保証もいらない、自分を信頼する事ができるようになります
誰かに保証してもらう信用で、自分を信じる事はやめていきましょう
他から保証されなくても、他が認めてくれなくても、自分は自分を信頼すると思っていけば、自分に自信を持つ事は誰でもできるようになります