メンタルブレイク

心のキャパを知る

メンタルブレイクをしてしまうことはありますか

メンタルブレイクをしてしまうことがあるのは、自分の周りにあることのすべてを気にしてしまい、心のキャパ以上のことに対応しているからだと言えます

心のキャパ内で対応していれば、どんなに忙しくても、どんなに困難や衝撃的なことがあっても、メンタルブレイクを起こすことはないと思います

そうであるならば、心のキャパを増やせばいい、そう思うかもしれせんが、心のキャパを増やすことは、パソコンやスマホのように簡単にはできません

そもそも、心のキャパの大きさは、人によってそんな違いはないと思え、心が大きく見えることがあるのは、今あるキャパで対応できるようにしているからです

パソコンやスマホでも、メモリーのキャパを大きくしても、いらないソフトなどで無駄遣いする人もいれば、限られたメモリーでやりくりする人もいると思います

 

パソコンやスマホであれば、メモリーの無駄遣いでキャパがなくなっている人でも、メモリーを増やすことですぐに対応できますが、人の心はそうはいきません

パソコンやスマホのように、都合よく心のメモリーを増やすことはできません

どんなにメモリーが大きいパソコンやスマホを使っていても、自分では使えない、使うことのない無駄なものまで保存しておく必要はないと思います

それは、人の心でも同じことが言え、自分にとって必要なことであれば保存した方が良いですが、自分にとって必要がないことは保存をする必要はありません

それなのに、自分にとって必要がないことを気にする人はいるように思います

自分にとって必要ではないことを気にしても、自分ができることはありません

気になることのすべてを気にするから、自分にとって必要がないことまで、心のメモリーに保存してしまい、心がキャパオーバーになっていきます

 

心がキャパオーバーにならずに、自分が気になることに対処するには、気になることを気にするのではなく、自分から気にかけるようにしていきましょう

気になることを気にすると、心のキャパとは関係なく、自分が気になったことは、無制限に心の中に入ってきて、心がキャパオーバーになります

気にすることと、気にかけることは、どちらも同じことのように思うかもしれませんが、受動的な行動か、能動的な行動かの違いがあります

気にすることは受動的な行動だと言え、気にかけることは能動的な行動になります

受動的な行動のときは、自分で心に入ってくる思いを調整するのが難しいですが、能動的な行動のときは、それを自分で調整することができます

気になることを気にすると、気になることのすべてを気にしますが、気になることを気にかけると、自分にとって必要なことだけ気にかけるようになります

 

メンタルブレイクを防ぐには、心がキャパオーバーにならないことが必要です

だからといって、心のキャパを今より大きくする必要はなく、心のメモリーの無駄遣いを、自分がやめるようにしていけばいいだけです

今の自分が気になっていることは、本当に自分にとって必要なことなのか

周りの気にするに流されて、自分が気にする必要がないことまで気にしてしまい、心のメモリーを無駄遣いしていないか、そのことを自分に問いかけましょう

メンタルブレイクは、頑張りすぎる人の方が多いように思います

頑張ることは良いことだとは思いますが、どんなことであっても、すぎてしまうのは良くなく、それは頑張ることも同じだと言えます

気になることは、気にするのではなく自分から気にかける、そう思うことで、気にかけられないことは自分にとって必要がない、ということがわかってきます