行き先を知る
願望を志望にする
こうしたい、こうなりたいという願望はありますか
自分がこうしたい、こうなりたいという願望は、誰もが持つとは思いますが、願望が、こうするという志望にならないと、欲望になってしまうことがあります
願望が欲望になってしまうと、こうしたい、こうなりたいということを、自分で何とかするのではなく、誰かに何とかして欲しいと思っていきます
願望が欲望になってしまうと、自分にないものは欲しいと思ってしまい、自分で手にしていくのではなく、誰かに与えてもらおうと思うことがあります
自分で聞くことができる、教えてもらうことができるのに、聞いてない、教えてくれないと思うことがあるときは、願望が欲望になっているときかもしれません
自分にないものは、誰かに与えてもらうものではなく、自分で手にするもので、誰かが与えてくれる思ってしまうと、自分のことを他のせいにするようになります
自分のことを他のせいにしている人は、自分が創っている人生を、他の人が作っていると思って、自分に対する責任から逃亡しようとしていきます
自分の行動の責任は自分にしかなく、どんなに周りに責任転換をして、自分を良く見せようとしても、それで自分の責任がなくることはありません
自分にしか取れない、自分の責任から逃げている人が、どんなに周りから「いいね」と言われていたとしても、その人生が幸せになることはないと思います
願望を欲望にしないために、自分が意識して願望を志望にしていきましょう
就職の面接などで聞かれるのは、願望動機でも欲望動機でもなく、志望動機であり、それは、仕事において必要なのは、願望や欲望ではなく、志望だからです
「当社で何をしたいですか」と聞かれているのは、願望による「したい」ではなく、願望が志望になったことによる「したい」だと言えます
仕事などで聞かれる志望動機に関しては、一生懸命考えることがあっても、自分の人生の志望動機に関して、考えたことがある人はどれだけいるでしょうか
仕事において必要な志望動機は、自分の人生においても必要で、自分の人生の志望動機を考えたことがない、という人は意外といるように思います
願望のままの「したい」で実現できることはないように思え、したいと思っているだけでは、どうしたらそのことができるのかが、わからないからです
旅行に行きたいと思っても、行きたいと思っているだけでは、旅行にはいけませんし、どうやって行くかがわからなければ、たどり着くことができません
京都に行きたいと思っても、京都への行き方がわからなければ、行けません
新幹線に乗ればいいと聞いたとしても、東海道新幹線なのか、東北新幹線なんか、北陸新幹線なのか、上越新幹線なのかがわからなければ辿り着きません
願望のままの「したい」で行動する人は、誰かに聞いただけの情報で行動してしまい、うまくいかないときは、その情報をくれた他の人のせいにしていきます
自分の願望による「したい」を、自分が「する」という志望にしていけば、「したい」を「する」ためには必要なことが、わかってきます
京都に行きたいのであれば、東海道新幹線に乗って京都で降りる、そのことがわかっていれば、目的地に迷わずたどり着くことができます
人生に迷うことがあるのは、行きたい目的地とや行き方がわかっていないからです
願望のままの「したい」では行きたい目的地があやふやなので、そこに行く方法がわかることはなく、志望による「する」になって初めて、それはわかります
自分の思いのすべてと向き合うことで、願望を志望になっていくので、自分のすべてと向き合えていない人は、癒しカウンセリングで向き合うことができます