相手の立場で考える

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会話ではなく対話をする

相手の立場で考えようと思っていても、そう簡単にはできないように思います
人は、物事を自分の主観を通して見ていくので、相手の立場で考えようとしても、どうしても自分の立場で物事を考えていくと思います
相手の立場で考えるには、自分が相手と同じ立場になるのが一番だとは思います
実際に同じ立場になる必要はないとは思いますが、相手と同じ立場になるには、相手のすべてを受け入れていく事が必要だと思います
それがないまま、どんなに相手の立場に立っていると思っていても、それは、自分の立場で相手の事を考えているに過ぎないと思います
自分が理解できる事だけ受け入れるのは、相手の事を受け入れいるとはいえません
自分が理解できない事があっても、そんな事もあるのかと理解する為に受け入れていく事で初めて、相手の立場で考える事ができるようになります

相手の立場で考えようと思っていても、自分が相手にしてあげたい事を考えているのであれば、それは相手の立場で考えているといえません
相手の為と思って考えている時は、自分の立場で相手の事を考えています
相手に対して「なぜ、どうして」という思いが強くある時は、相手の事を理解できていないので、自分の立場で相手の事を考えてしまうように思います
そこには、自分が理解できない事を「おかしい」と思う思考があると思います
理解できない事を「おかしい」と思ってしまうと、どんなに相手の事を思っていたとしても、相手と同じになっていない自分の立場で相手の事を考てしまいます
どんなに相手の立場に立っていると自分では思っていても、理解できない事を「おかしい」としていては、相手の立場で考える事はできないと思います
相手の立場で考えるには、理解できない事を「おかしい」としない事が重要です

理解できない事を受け入れるには、わからない事はわからないとする事が必要です
それができないと、わからない事をわからないまま推測したり想像したりして、わからない事をわかったとしてしまう事があるからです
わからない事を想像や推測でわかったとしても、それは本当にわかっているわけではないので、そのままでは相手を理解していく事はできません
わからない事があるならば最終的にはわかるようにする必要がありますが、すぐにわからないからといって、自分で推測や想像するのは良くないと思います
相手のわからない事を自分の推測や想像でわかったとしていては、相手と同じになっていない自分の立場でしか、相手の事を考える事ができないと思います
相手を理解しようとするという事は、わからない事を自分勝手に推測や想像をするのではなく、わからない事はわからないと受け入れる事が必要になります

わからない事をわかるには、相手とコミュニケーションを取る事が必要不可欠です
コミュニケーションは、自分の思いだけ伝えればいい会話ではなく、お互いの思いが伝わる対話をしなければ、コミュニケーションは成立しません
会話は、自分の思いが必ずしも相手に伝わっていなくても成立していきますが、対話は、お互いの思いが伝わらなければ成立する事はありません
相手と対話をしているつもりが、会話になっている事は意外と多いように思います
自分の思いだけ伝えて、相手の思いを受け取る事がなければ、それは会話です
対話をするには、自分の言葉だけで話すのではなく、自分が聞きたい事だけ聞くのでもなく、相手の言葉に耳を傾ける事が必要だと思います
相手の立場で考えるには、相手を理解して受け入れる事が必要で、それには、自分の言葉だけで話す会話ではなく、相手の言葉で話す対話が必要だと思います