失敗は恥ずかしくない

失敗したくないと思う事はありますか

もちろん失敗しなくて済むのであればその方がいいかもしれませんが
失敗しないで何か新しい事ができるようになる事はないと思います
もし、失敗せずにできた事があったとしたら
それは、既に自分ができていた事の延長上にある事だけだと思います
失敗したくないと、失敗しそうな事を避けていては
自分は成長していかないと言っているのと同じ事になります
失敗した事を後悔するから人は成長できるのだと思います
よく後悔はいけないと言われますが、人が成長するには後悔も必要だと思います
もちろん、いつまでも後悔を引きずるのは良くありませんが、後悔するから反省し、反省するから失敗した事を省みてできるようになります
たまに、反省するけど後悔しないという人がいますが、そう言っている人ほど同じ失敗を繰り返しているように思います
後悔しなければ失敗を省みる本当の反省はできないように思います

後悔がいけないと言われるのは失敗を引きずってしまうからだと思います
しかし、実は、引きずっているのは後悔ではなく後恥だと思います
失敗を悔やんでいる後悔ではなく、失敗を恥ずかしいと思っている後恥です
失敗した事を悔やんでいる人は反省して次は失敗しないようにしていきます
しかし、失敗した事を恥ずかしいと思っている人は、失敗を省みる本当の反省ができないので、また同じ失敗を繰り返してしまうように思います
失敗を恥ずかしいと思っているから、いつまでも失敗した事を気にしてしまい、失敗した事を反省できずに引きずっていくように思います
反省と謝罪は違います、反省は失敗した事を後悔しているからできるものです
反省と謝罪をごっちゃにして、謝罪する事が反省する事だと思っているから、失敗した事を省みる反省ができずに、同じ失敗を繰り返していくように思います
失敗を恥ずかしいと思っていては、失敗した行動を省みる反省はできません
後悔を引きずっている人にあるのは、失敗を恥ずかしいと思う後恥だと思います

失敗を恥ずかしいと思うのは、他の人と自分を比べているからだと思います
他の人と自分を比べる事がいけないとは思いませんが、他の人と比べてできない事を恥ずかしいと思う事は良くないと思います
できない自分を恥ずかしいと思うのは、他の人よりも自分の方が優れていると思いたい心の思いの表れです
失敗を恥ずかしいと思うのは、自分は他の人よりも優れている、そんな思いが心の中に隠れているからだと思います
物事にある優劣が、人としての優劣を決める事はありません
ある事ができないからといって、その事を恥じる必要はないと思います
もし、失敗を恥ずかしいと思う事があったら、失敗は悔しいものだと思い直す事で、後悔して失敗を省みる反省ができ、物事ができるようになっていくと思います
それがいつまでも恥ずかしいと思って、できない事をごまかそうとしているから、反省するけど後悔しないとなって、同じ失敗を繰り返していくように思います

失敗は恥ずかしい事ではありません
恥ずかしいのは、失敗した自分を認めようとしない自分の心です
失敗した事を悔やむから、失敗を省みる反省ができ、反省するからどうしたら失敗した事ができるようになるかがわかるものです
後悔がいけないのではなく、恥ずかしいと思う後恥がいけないのだと思います
失敗を恥ずかしいと思うなら、恥ずかしいと思う自分の行動を悔やみましょう
他の人より優れたいと思うのでなはなく、今の自分より優れたいと思いましょう
そうすれば、失敗した事を恥ずかしいと思わずに悔しいと思うようになります
失敗を悔しいと思えれば、誰もが自然と省みる反省ができるものです
失敗したくないと思う時は、後悔ではなく後恥になっているかもしれません
失敗は恥ずかしくない、そう思えれば、成長する為の後悔ができるようになります