自分を否定しない

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否定も肯定もしない

自分を否定してしまう事はありますか
自分を否定してしまうのは、自分を肯定する事ができないからかもしれません
肯定を辞書で調べてみると「その通りだと認める」と書いてあります、その他にも「物事を正しいと認める」という意味もあるようです
どちらにしても、肯定する事は認めるという事で、その反対が否定になります
自分を否定するという事は、自分を認めないという事になります
自分を認める事は自分を受け入れていくには必要なので、自分を肯定できなければ認める事はできないので、自分を受け入れる事もできません
人はなぜ、自分を否定してしまう事があるのでしょうか
そこには、肯定の意味が「その通りだと認める」という事よりも「正しいと認める」という事になっているからのように思います

自分を否定してしまうのは、自分を認める事ができないからだと思います
自分を認める事ができない時にあるのは、良い自分、正しい自分でなくては認める事ができない、或いは、認めてはいけないという思いだと思います
肯定が認める事であれば、良くても悪くても、正しくても正しくなくても、そのままの自分を認める事が自己肯定だと思います
それなのに、良い自分、正しい自分でなければ認める事ができないと思うのは、肯定の意味の解釈が違うからだと思います
その通りだと認めるではなく、正しいと認めるになっているように思います
肯定の解釈が正しいと認めるになっている人は、否定の解釈もそれに準じます
自分の事を否定している人は、肯定の意味が正しいと認めるになっているといえ、それだと、正しいと思えない事は否定していくようになると思います

自分を否定してしまう事があるのは、自分に認められない事があるからです
良く、正しくなければ認めてはいけない、或いは、認められないと思ってしまうと、誰もが自分を認められないと思う事はあるのかもしれません
何かを認めるのに、良く、正しくある必要はないと思います
認める為に必要なのは、そこにある事実をそのまま認める事だと思います
良くても悪くても、正しくても正しくなくても、周りにどう思われるかも関係なく、そうであるという事実をそのまま認める事だと思います
認める事に基準など関係なく、ただ「その通りだと認める」事だけだと思います
それなのに、認められないと思うのは、そこにある事実を見ていないからです
そこにある事実を見ないのは、自分が見たい事実がそこにはなく、自分が見たい事実と実際の事実にギャップがある事を表しています

自分を肯定できないから否定してしまうのは、それは肯定の意味が「その通りだと認める」ではなく、「正しいと認める」になっているからだと思います
肯定の意味が「その通りだと認める」になっている人は、今の自分をその通りだと認める事ができ、自分を否定する必要がありません
辞書の意味は二つあっても、自分を肯定する時の意味は「その通りだと認める」方で、「正しいと認める」方で解釈する事は良くないと思います
肯定を「正しいと認める」と解釈している時に、否定しなくてもいいと言っても意味がなく、そんな時は、まずは自分を肯定する事をやめてみましょう
否定だけでなく、肯定する事もしないようにすると、良く、正しくなければ認めないと思っている凝り固まった思考がほぐれてきます
そうすれば、今まで認められなかった自分を、少しずつ認められるようになります