小さな疑問を放置しない

日々の慌ただしい生活の中で「んっ」と小さな疑問を感じる事はありませんか
どんなに小さな疑問であっても疑問に感じている事があるなら、その疑問をそのままスルーしてしまうのは良くないと思います
小さな疑問を解決しないままスルーしていると、塵となって心に積もっていきます
塵も積もれば山となるという言葉の通り、小さな疑問という塵が積もって山になっていくと、心の中が何だかモヤモヤしてきます
小さな疑問という塵のうちは自力でなくす事は簡単にできますが、山となるくらいまで増えてくると自力では難しくなってきます
そのままにしていると、ちょっとした事でイライラするようになっていきます
今までだったら気にならなかった事が気になって、イライラするようになります
それなのに、そのまま小さな疑問という塵をスルーし続けていると、山となった塵がその内に不満という塊になっていきます

心の中が不満という塊で埋め尽くされていくと、怒りとなって不満という塊が心から吐き出されてしまう事があります
自分でも何に怒っているのかわからないけど、何かムカつくと思ってしまい、いつもなら気にならない事にも怒りをぶつけてしまいます
しかし、どんなに怒りによって不満を吐き出しても、日々の生活にある小さな疑問という塵を心に積もらせていては、不満がなくなる事はありません
不満を吐き出せば吐き出すだけ、更に日々にある小さな疑問という塵が心の中に積もっていき、不満という塊がもっと増えていくだけです
そのままでは、心の中は小さな疑問という塵や不満という塊で埃まみれになってしまい、自分の心の思いが自分でも見えなくなっていきます
そうなってしまうと、周りの人が「どうしたの」と心配するくらい、今まではイラッとしなかった事までイライラするようになっていきます

「どうして」「なんで」と、そんなに気にする必要がない事が気になってしまう時は、心の中が埃まみれになって自分の思いが見えなくなっている時です
埃まみれから心を解放していくには、怒りで不満を吐き出す事をやめて、小さな疑問という塵を積もらせないようにする必要があります
今までスルーしていた小さな疑問をスルーしないで、小さな疑問の内に解決していけるように自分から対応していく事が必要になります
まずは「んっ」と感じた事が、疑問になっているのかなっていないのか、どちらなのかを自分で知る事がとても大事になります
「んっ」と思った事を「なんでだろう」とちょっとでも思っていたら、それはそう思った時点ですでに小さな疑問になっています
小さな疑問になっているのに、その後に「まっいいか」と思ってそのままスルーしていくと、小さな疑問という塵になっていきます

「まっいいか」は受容の言葉であり、小さいとはいえ疑問に思う事に使ってしまうと、疑問を疑問のまま受容してしまう事になります
そうなってしまうと、わかっていない事をわかったと自分で想像してしまいます
想像はあくまでも自分の心の中の事なので、想像だけでは何も解決しません
そのまま想像で解決しようとすると、想像が妄想になり現実逃避をしていきます
「んっ」と感じた事を少しでも「なんでだろう」と思う事があるならば、その事をスルーしないで向き合っていきましょう
大した事ではない、面倒くさいと思わず、小さな疑問であっても疑問に感じているのであるならば、ちゃんと向き合っていきましょう
そうやって小さな疑問を一つ一つ解決していければ、心に小さな疑問という塵が積もる事がなくなり、不満という塊ができる事もなくなります
心の中に不満という塊がなくなれば、何だかイライラする事もなくなってきます