自分を客観的に見る

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わかりたくないバイアス

自分の事をわかっていますか
自分の事は自分が一番わかる事ができるとは思いますが、だからといって、自分が自分の事を一番わかっているかというと、そうともいえないと思います
わかる事ができる事であっても、自分がわかりたくないと思って受け入れないようにしていくと、自分をわかっているとはいえなくなると思います
人は自分の主観で物事を見ていきます、主観は人それぞれ個別のもので、物事をどう解釈していくかはその人の主観によって決まります
しかし、わかる事ができる事なのに、わかりたくないと自分が受け入れないようにしていくと、わかりたくないバイアスが働いてしまいます
わかりたくないバイアスは、自分の主観に大きな影響を及ぼすようになり、自分でわかる事できる事なのに、わかる事ができなくなります

わかりたくないバイアスが働いてしまうと、自分の主観は歪んでいきます
主観が歪んでいくと、自分がわかりたくない事は自分の都合の良いように解釈するようになって、結果的に自分の事がわかっていない状態になります
わかりたくないと思う事があるのは、自分が認めたくない自分がいるからです
自分が認めたくないダメな所があり、そんな自分を受け入れられない自分がいます
自分でも受け入れた方が良いと思っていても、受け入れてしまったら周りからダメな奴だと思われてしまう、そう思って受け入れたくないと思ってしまいます
自分が受け入れなくても、ダメな自分の行動は周りはわかっていますし、自分が受け入れない事で自分のダメ所がなくなるわけでもありません
そんな時は、わかりたくないバイアスを外して、主観の歪みをなくす事が必要で、それには、自分を客観的に見れるようにしていく必要があります

物事を客観的に見ていくには、自分が受け入れられないと思っている事を、自分ではなく他の人の事だと思って見ていくようにしていきましょう
他の人の事だと思って見ると、わかりたくないバイアスが外ずれて、受け入れたくない事にある事実をそのまま見る事ができるようになります
人は自分の事だと気がつかない事でも、他の人の事であれば気づく事もあります
自分の事だとどうしたらいいのかわからない事でも、他の人に同じような事がある場合は、適切なアドバイスができる事もあります
実際に、自分の時はどうしようもできないと言っていた人が、他の人の事になるといくつもの解決策を提示できる事は意外とあるものです
自分の事は棚に上げて、とはよくいったもので、自分の事だと解決できないと思う問題ほど、他の人に対しては的確なアドバイスができるものだと思います

自分の事をわかるには、わかりたくないバイアスを外す事が必要です
それには、自分ではどうにもできないと思う問題は他の人の問題だと置き換えて、他の人がその問題を解決するにはどうしたらいいのかを考えていきましょう
そうする事で、主観的な思考から自然と客観的な思考に変える事ができ、主観を歪めるわかりたくないバイアスが働く事がなくなります
そして、そこで思いついた解決策を自分で行うようにしていきます
他の人には指摘できても自分ではできない、そう思う事もあるかもしれせんが、そうであるなら、同じ結果になる別の方法を探すようにしていきましょう
そうすれば、自分がわかる事ができるすべての事がわかるようになり、そのままの自分を自分が受け入れていく事ができるようになります
一人では難しいと思う時は、相談するカウンセリングを受けるのも良いと思います