人生に無駄なことはない

自分が無駄だと思っているだけ

これまでの人生において、「無駄だった」そう思うことはありますか

自分にとって良くなかったことは、「無駄だった」そう思うこともあるかもしれませんが、実際には、自分が経験したことで無駄なことはないと思います

そのときは「無駄だった」そう思うことであっても、後々になったら、無駄だと思っていた経験が役に立った、そんなことは良くあるものです

私自身も、30代のころに「無駄だった」そう思えることがありましたが、40代になってはじめて、役に立つものであること気づくこともありました

あれは無駄だった、そう思うことがあっても、そのときの自分を否定せず受け入れていければ、無駄だと思うことは役に立つことになっていきます

しかし、無駄なことだと、良くない自分を受け入れることがないと、そのことが役に立つことはなることはなく、無駄のまま自分の中にとどまってしまいます

自分の経験を無駄にしているのは、無駄だと思っている自分です

経験したときに「無駄だった」そう思うことは仕方がないですが、だからといって、そんな自分を自分が否定して、なかったことにしようとするのは良くありません

急がば回れ」という言葉があるように、今の自分が無駄と思っていることは、実は、なりたい自分になるための近道のこともあるように思います

それなのに、無駄なことをした自分を、自分の中でなかったことにしていては、「急がば回れ」を忘れていては、なりたい自分から遠ざかっていくように思います

良くない自分のことを無駄だと思って、自分の中でなかったことにしようとしてしまうは、他の人の評価で自分を評価しているからだと思います

他の人が良いと思う自分は良く、そうでない自分は良くないと思っているからです

それでは、良い自分になるのではなく、良く見せる自分になってしまいます

良い自分と良く見せる自分は、同じではありません

どんなに自分を良く見せても、実際に良くなっていなければ良いとは言えません

これまでの人生において「無駄だった」そう思うことは、無駄なことではなく、今後の自分が学ばなければいけない課題を表していると思います

そのときの自分にはまだその知識がない、或いは、今ではないけど先々に必要になる、それを学ぶことを教えてくれているように思います

私も、無駄だったと思うことが、その後役立ったことが何度もありました

そのときに大事なことは、無駄だと思うことをしたと自分が受け入れることです

その無駄なことは自分がした、そう認めて、受け入れることです

決して他のせいにすることなく、自分のせいであると思うことが必要です

そうすれば、無駄だと思っていたことはすべて、役に立つことになっていきます

無駄だと思っていたことが、その後も無駄のままなのは、自分が、無駄なことをした過去の自分を受け入れていないからです

無駄なことをした自分を、自分が受け入れないようにしていては、どんなに無駄なことが役立つことであっても、それを活用することはできません

無駄なことは本当に無駄ではなく、自分が無駄にしているだけです

そのことに気づいて、無駄だと思うことをした自分を、自分が受け入れていけば、無駄だと思っていたことのすべては、役に立つことになっていきます

もし、今の自分にあれは無駄だった、そう思うことが残っているのであれば、無駄なことをした自分から目を逸らさずに、そのまま受け入れていきましょう

他の人に知らせる必要はないので、自分の中だけで受け入れていけば、無駄だと思っていたことは、自分の役に立つことに変わっていくと思います