アドラー心理学《自分の幸福》

アドラーは「人生の幸福は自分の心のありようで決まる」と言っています

自分が幸せであるかどうかは、自分にしかわからい事であり、どうなれば幸せだと思うかは、人によって違うように思います
人によって幸せだと思う事が違うのは、アドラーが言うように、幸福は自分の心のありようで決まってくるからだと思います
誰もが幸せだと思える状況であっても、自分がその状況を幸せだと思えなければ、自分にとっては幸せな状況ではないと思います
逆に、誰もが不幸だと思う状況であっても、自分がその状況を幸せだと思えれば、そんな状況でも自分にとっては幸せだといえると思います
それは、自分の幸せは最終的には自分が決めているという事だと思います
他の人がどんなに幸せになると言っている事であっても、自分がその事を幸せに思うかどうかは、自分がどう思うかで決まると思います
それなのに、他の人が幸せだと思う事をしていれば、自分がどう思うかは関係なく幸せになると思っていると、自分の幸福からは遠ざかっていくと思います

人はどうしても、自分が幸せかどうかを他の人と比べて見てしまう事があります
他の人と比べて幸せだと思えれば幸せである、そう思ってしまう事があります
もちろん、それで本当に自分が幸せであるなら何も問題はないのですが、他の人と比べて自分の幸福度を見ている人ほど、幸せではない事が多いように思います
自分が幸せかどうかを他の人と比べて見てしまう人は、本来は自分で決めなければいけない幸福度を決める事ができなくなっていると思います
他の人と比べて自分が幸せかどうかが気になってしまう人は、自分が幸せかどうかは自分が決めているという事を忘れている人だと思います
自分の事は誰もが自分で決めています
例え、他の人が決めていると思う事があっても、他の人が決めた事をした方が良いと決めているのは自分だからです
それは、自分がどう思っても、ただの事実でしかありません
自分の事は自分が決めているという事実を理解する事ができれば、例え他の人と比べる事があっても、その事で自分の幸福度を決める事はなくなります

他の人と比べて自分は幸せかどうかを見てしまうのは、どうなれば自分は幸せだと思うのかが、自分でもわからなくなっているからだと思います
自分がどうなると幸せだと思えるのかがわからないと人は、幸せそうに見せている他の人の行動をそのままマネようとしていきます
もちろん、本当に幸せな人の行動をマネているのであれば良いのですが、幸せそうに見せているだけの人のマネをしていても幸せにはなるとは思いません
どの人が本当に幸せな人で、どの人が幸せそうに見せている人なのかを見分ける事は、何をしたら幸せになるかがわからない人には難しいかもしれません
自分の周りにある、幸せそうに見せているだけの幸せアピール満載の情報に惑わされてしまい、時には不幸になってしまう事もあるように思います
そんな時は、幸せアピールをしている人の情報は見ないようにしましょう
仮に、幸せアピールをする人の情報を見たとしてもマネはしない、それよりも、幸せアピールはしていないのに幸せそうに見える人の行動をマネをしましょう
本当に幸せな人は、自分から幸せアピールはしないと思うからです

あなたは、他の人と比べて自分の方が幸せだと思おうとしていませんか
他の人と比べて幸せかどうかを見ている時点で、幸せではないと思います
他の人と比べなければ、自分が幸せかどうかがわからない人が、自分がどうなっていけば幸せになるかを知っているとは思えません
自分がどうなっていけば幸せになるかがわかっていない人が、自分が幸せになるような行動をしていくようにも思えません
どんな自分になれば自分は幸せだと思うのかは、自分にしかわかりません
どんなに他の人より良いと思っても、それだけでは自分が幸せだとは限りません
他の人より何かが良ければ自分は幸せだと思う心は、不幸な心だと思います
他の人と比べて自分の幸せを見ている内は、幸せになる事はないように思います
幸せは、自分がどうなったかでなく、今の自分を自分がどう思うかで決まります
どんな自分でも自分は幸せだと思える人であれば、その人は幸せです
他と比較しないと幸せだと思えない人は、幸せにはなれないように思います
自分が幸せになるには、他との比較は必要なく自分が幸せだと思えばいいだけです
それには、今の自分をそのまま受け入れるようにしていきましょう
そのままの自分を受け入れられれば、自ずと自分は幸せだと思えます