やりきる

全力で行っていく

後悔をすることはありますか

後悔をすることは、個人的には必要だと思います

後悔を引きずのは良くないと思いますが、後悔を引きずっている時にあるのは、悔しいと思っている後悔ではなく、恥ずかしいと思っている後恥だと思います

上手くいかないこと、できなかった自分のことを、悔しいと思うのではなく、恥ずかしいと思ってしまう自分がいる時だと思います

悔しいと思うことを、恥ずかしいと思うことがあるのは、そのことができるようになるかどうかよりも、できたどうかを見ている時だと思います

自分ができるかどうかを見ているときは、できないことは悔しいと思いますが、できたどうかを見てしまうと、できないことを恥かしいと思うことがあります

できるという結果を見ていると人は、できない自分を恥かしいと思っていきます

後悔をすることが良くないのは、後悔が後恥になっている時だと思います

悔しいという思いが、恥ずかしいという思いになっている時だと思います

以前、反省はするけど後悔はしないという人がいましたが、後悔をしないでどうやって反省するのだろう、そう個人的には思ったものでした

反省は、そのことを省みるからできるのであって、後悔をせずに、本当にそのことを省みることができるとは、個人的には思いません

後悔を引きずって、いつまでも反省のループに陥るのは良くないですが、だからといって、後悔のない反省をしても意味がないように思います

実際に、反省するけど後悔はしないと言っていた人は、同じ間違いを何度もしていて、その度に「すいません」と謝っていました

もしかしたら、反省することを謝ることだと思っているのかもしれません

後悔をすることがなぜ必要だと思うかと言えば、後悔をすることがあるかどうかで、自分がその事に対して全力で行ったかどうかがわかると思うからです

自分が全力を出しきっていれば、どんな結果であっても後悔はないと言え、後悔があるということは、全力を出しきれなかった自分がいたということだと思います

自分では全力を出しきったと思っていても、悔しいという思いがそのことにあるならば、自分にはもっと伸びしろがあることを意味していると思います

もし、本当に全力を出しきっているならば、悔しいと思うことはないと思います

アスリートの人のインタービューを見ていても、全力を出しきった人から見えるのは、結果とは関係ない、清々しい姿があるように思います

そこには、悔しいという思いはないように見え、今の自分にある力をすべて出すことができたという、充実感があるように思います

他の人と自分を比べていると、悔しいが恥かしいになっていくように思います

他の人と比べてはいけないとは言いませんが、自分が物事をできるようになる為には、他の人と比べていても何の意味もないと思います

他の人よりできれば自分が良く、できなければ自分は悪い、そう思ってしまうと、自分が本当の意味で、物事ができるようになることはないと思います

できないことを恥ずかしいと思っていては、メンタルヘルスは良くなりません

今の自分は、全力を出しきっているのか、何かを行った時に「やりきった」と思うことができているか、そのことを自分に問いかけてみて下さい

もしも「やりきっていない」と思うことがあるならば、自分が「やりきった」と思えるように、そのことを全力で行っていくようにしていきましょう

そうすれば、悔しいが恥かしいにならず、後悔を後恥にすることもなくなります