そんなこともある

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あることは肯定する

「なんで、おかしい」、そう思うことはありますか

社会や人としておかしいということではなく、自分では理解できない、わからないということを、おかしいと思うことがあるかどうかです

人は、今の自分では理解できない、わからないことがあると、そのことを受け入れることができずに、「なんで、おかしい」と思うことがあるように思います

今の自分が理解できない、わからないからといって、それだけで、そのことを「おかしい」としていくのは違うように思います

人は、自分が受け入れたくない、受け入れられないことがあると、そのことを否定することで、受け入れないようにしていくことがあると思います

そこにあるのは、今の自分が見たいことだけしか見ない、狭い視野で物事を見てしまい、視野の外にある事実を見ようとしていない自分がいると思います

 

自分では理解できないことや、わからないことを「なんで、おかしい」と思って否定してしまうと、そのことをわかることはできないと思います

人は誰もが、基本的には主観によって物事を見ているとは思いますが、主観ですべてのことが見えているかと言えば、そうではないと思います

そのことは頭ではわかっていても、自分が理解できない、わからないことがあると、主観で見ていることがすべてだと思ってしまうことがあるように思います

自分の主観で見えていることがすべてだと思っていては、自分が理解できないこと、わからないことが、理解できるようになるとは思えません

それなのに人は、自分では理解できないこと、わからないことがある時ほど、そのことを「なんで、おかしい」と思ってしまうことがあります

そうならない為にも、日頃から物事を主観的ではなく客観的に見ることが必要です

 

物事を客観的に見れるようになると、自分の視野が広がり、主観的に物事を見ていた時には見えなかったものが、見えてくるようになります

人の目は、見えているもののすべてを認識しているわけではなく、目で見えてはいても、自分の脳がスルーしていることは意外と多くあります

目に見える情報は多々あり、すべての情報を認識するのは難しいために、自然と自分の中で認識するものと、そうでないものにわけているようです

実際に見えていることでも、すべてを認識していないのであれば、自分の主観による視野で認識できないことがあっても、何も不思議ではありません

「なんで、おかしい」と思うことがある時は、それは誰にとってもそうなのか、自分が理解できない、わからないからそうなのか、そのことを自分に問いかける

もし、誰にとってもおかしいことでなければ、そのことはおかしいとは言えません

 

視野を広げる物事を客観的に見る為には、自分が理解できない、わからないことがあったら、「そんなこともある」そう考えるようにしていきましょう

「なんで」と思うことがあっても、それを「おかしい」とするのではなく、「そんなこともある」と考えていくことで、客観的に見れるようになります

人はどうしても、理解できない、わからないことを、「そうに違いない」と、理解できないまま、わからないまま、結論付けようとしてしまうことがあります

心がモヤモヤする状態を晴らしたい気持ちはわかりますが、だからといって、「そうに違いない」と自分の妄想によって、晴らそうとするのはよくありません

「そんなこともある」とは、あるということをまず肯定していくことです

自分では理解できない、わからないということが「ある」ということを肯定していけると、客観的に物事が見えるようになり、視野も広がっていきます