心に保管庫を持つ

今の自分に受け入れたくないと思う事はありますか

自分のすべてを受け入れた方がいい、そう思って、今の自分では受け入れる事ができない事なのに、無理に受け入れようとしている事はありませんか
確かに、自分にあるすべての事を最終的には受け入れる必要はあると思います
だからといって、今の自分が受け入れられないと思う事を無理に受け入れようとしても、その事を受け入れている事にはならないように思います
受け入れられないと思っている事を無理に受け入れようとする事が、すべてを受け入れる事ではないと思います
すべてを受け入れるという事は、自分にあるすべての事を自分が受け入れられる思って受け入れていく事だと思います
受け入れられないと思う事を無理に受け入れているから心が疲れてしまい、本来は受け入れられる事までも受け入れられなくなっているように思います
受け入れられない事を無理に受け入れて心が疲れてしまうと人は、受け入れられない事を無かった事にしようとしていくように思います

今のあなたに忘れてしまいたい事はありますか
忘れてしまいたいと思うほど、衝撃的な経験もあるかもしれません
しかし、忘れたからといってその経験がなくなる事はありません
忘れてしまいたい事にあるのは、その事を思い出したくない、その事を覚えている事による影響から逃れたい思いだと思います
確かに、忘れてしまいたいほどの事が無かった事になれば良いとは思います
しかし、実際にあった事実が無かった事になる事はありません
そうであるなら、あった事を忘れて無かった事にする事は意味がないと思います
忘れていても問題のない事であれば良いですが、忘れたいと思うくらい衝撃的な事を忘れて無かった事にしてしまうのは心にとっては危険だと思います
その事を覚えているのは辛いから忘れたい、その気持ちはわかります
だからといって、忘れる事で無かった事にしても何も解決しないと思います
忘れたい事を忘れていると、その事を思い出した時の心の負担は、その事を忘れないようにしていた時よりも、計り知れないほど大きなものになっていきます
その事を忘れて心の中でなかった事にするよりも、忘れるのではなく不意に思い出さないようにした方が良いと思います

忘れたい事を不意に思い出さないように、心に保管庫を持ちましょう
今の自分が受け入れられないと思う事があったら、すぐに受け入れようとしないで、心の保管庫で保管するようにしましょう
心に保管庫があると、受け入れられない事をそのまま保管する事ができます
受け入れられないと思う事を箱に詰め、厳重に封をして置いておきます
箱にはどんな受け入れられない思いかだけを書いておくようにしましょう
そして、定期的に心の保管庫を見て、どんな思いが保管されてるか確認しましょう
その中で、今なら受け入れられると思うものがあれば受け入れていきましょう
受け入れて見て、まだ無理だと思たったら、又封をして保管していけばいいのです
心の保管庫に置くと、受け入れられない思いは受け入れられる思いへと熟成します
厳重に封をしておけば、その事を忘れる必要もなく不意に思い出す事もありません
そうすれば、忘れて無かった事にする事もありません
時が立てば、受け入れられなかった思いも熟成して受け入れられる時がきます
心の保管庫に置く事で、受け入れられない事を無かった事にせず、心に負担を与える事もなく、自分が受け入れるようになるまでじっくり熟成させる事ができます

受け入れないと思う事を置いとく保管庫を持てるようにしましょう
心の保管庫は、自分が保管庫を持つと思えばいつでも持つ事ができます
今は受け入れたくない、そう思う事があったら、自分には心の保管庫があると思って保管するようにしていきましょう
どんな受け入れたくない思いだかわかるようにタイトルだけ箱に書いて、自分から開けようとしな限り絶対に中が見えないように封をしましょう
そうすると心の負担は減り、自分のすべてを受け入れる事ができるようになります