本の感想⑦《MBA必読書》

MBA必読書50冊を1冊にまとめてみたを読んでみました

この本で重視されているのは、仕事でどう活かせるか、分かりやすさ、面白さで、仕事に役立つ必読書が紹介されています
どの項目も、より良い仕事をしていくには大切なポイントだと思います
自分の仕事に役立つ本を読みたいと思っていても、ビジネス書といわれている数多くの本の中から何を読んだらいいのかわからない
そう思う事は誰にでもあると思います
私自身も本を選ぶ時に、その本が今の自分にとって必要な本であるかどうかは、結局は読んでみなければわからないものです
だからといって、手あたり次第に購入していても、お金と時間が掛かるだけです
その中で、この本のように多くの専門書の概要がわかるまとめ本のようなものは、自分に必要な本を探すのには役立つと思います
まとめ本を活用する事は、広く知識を得られるだけではなく、今の自分が深堀した方がいい知識をあぶり出してくれる事もあります

この本の内容は、戦略、顧客とイノベーション、起業と新規事業、マーケティング、人、の6つの章に分かれています
戦略では、どんな状況にも当てはまる万能な戦略論はないので、ケースバイケースで考え、良い部分を取り込む発想を得る為の本が紹介されています
顧客とイノベーションでは、イノベーションは顧客ありきなので、自分たちにとっての顧客を理解するために必要な本が紹介されています
起業と新規事業では、時代が変わっても変わらない考え方があるという、起業と新規事業を理解するための本が紹介されています
マーケティングでは、製品(product)、販促(promotion)、価格(price)、チャネル(place)を組み合わせる、マーケティングミックスに関する本が紹介されています
リーダーシップと組織では、時代を超えて読み継がれているリーダーシップと組織論の本と、最新の本を織り交ぜて紹介されています
人では、人への理解を深めるために必要な、動機づけ理論、行動経済学や心理学、人のつながり方に関する本が紹介されています

6つの中で、自分に一番必要だと思える章から読んでみるのもいいとは思います
50項目それぞれに、自分の仕事に役立つ秘訣が書かれています
自分が個人的に面白いと思った本を章ごとに紹介したいと思います
第1章の戦略では、『競争優位の終焉』と『良い戦略、悪い戦略』がお薦めです
第2章の顧客とイノベーションでは、『顧客のロイヤリティのマネジメント』と『イノベーションへの解』がお薦めです
第3章の起業と新規事業では、『アントレプレナーの教科書』と『発想する会社』がお薦めだといえます
第4章のマーケティングでは、『価格の掟』と『戦略販売』がお薦めです
第5章のリーダーシップと組織では、『ビジョナリー・カンパニー』と『幸之助論』がお薦めだといえます
第6章の人では、『人を伸ばす力』と『影響力の武器 』がお薦めになります
どれも、この本に書いてある内容でも十分に役立つと思いますし、もっと知りたいと思うものは、実際に本を購入して読んでみてもいいと思います

この本で紹介されている50冊の本の概略を知るだけでも、自分が今よりも良い仕事をしていく為に必要な事が書いてある本だと思います
誰かに本を勧められて漠然と読んでいくよりも、まとめ本を読んで自分がこの本を読みたいと思って読む方が、その本にある知識は役立つと思います
まとめ本を読む事で、今の自分に必要な知識がわかり、今の自分にはどの知識が足りなくて、どの知識をもっと掘り下げた方が良いのかがわかると思います
自分の仕事に必要な知識は、仕事をしてからわかる事もあります
どんな知識でも必要のない知識はないとは思いますが、今の自分の仕事に必須の知識とそうではない知識はあると思います
仕事をしていて、自分に足りないと思う知識を得る事はもちろんですが、それだけではなく、もっと良い仕事をする為にはどんな知識が必要なのか
そう考えて必要だと思える知識を、自分から得ていく事は大事だと思います
もっと良い仕事がしたいと思っている人は、この本にある50冊の中から、今の自分を良くする為に必要だと思う知識を探してみてもいいと思います