食品保健指導士として思うこと

サプリメントの機能性

食品保健指導士とは、サプリメントの専門資格の一つです
サプリメントの情報を正しく提供していくアドバイザリースタッフになります

サプリメントでよくある質問が効果効能に関してです
サプリメントを飲んでいて何かが良くなる事は実際にあります
なので、サプリメントに効果効能はあると言いたい気持ちはわかります
しかし、サプリメントは食品に分類されるので、効果効能を言う事はできません
そこには「誰に効果効能がある」かが大きく関わっているからです

医薬品が効果効能を言えるのは、誰にでも効果効能がある事が実験によってわかっているからです
この「誰にでも効果効能がある」事が、効果効能を言う上でとても大切になります
自分に効果効能があるだけでは、他の人にも同じ効果効能があるかどうかはわからないからです
サプリメントは、誰にでも効果があると実験でわかっているものではありません
なので、仮に効果効能が書けるとしたら「効果がある人もいますが、ない人もいます」となります

サプリメントは使った本人が効果効能を言う事はできますが、その事で、他の人や使っていない人にまで効果効能があるとは言えません
サプリメントの情報が正しく伝わらない一つの要因として、個人の体験による効果効能が、誰にでも効果効能があると思われてしまう事にあるように思います
機能性表示食品にある機能性は、サプリメントにどんな機能性があるかを認めるものではありますが、その機能性による効果効能を認めるものではありません
機能性表示食品に効果効能があると思える事が、機能性のサプリメントの適切な選択を妨げているように思います

機能性のサプリメントを適切に選ぶポイントとして

・どんな機能性のある成分が配合されているのか
・それはなぜ機能性があると言えるのか
・その理由は体験者や販売元の情報以外でも確認できるのか
・その機能性は自分にとって本当に必要なものなのか
そして最後に、安全性が担保されているのか

以上の事が全てクリアになった機能性のサプリメント
自分にとって使う価値のあるものだと思います