退屈を恐れない
退屈に価値を与える
退屈の心理学という本があります
その中で「退屈を恐れるとき私たちは、努力を必要とせず、できるだけ早く退屈から解放してくれそうな活動を探す」と書かれています
確かに、時間がある時に何もする事がないと人は、何でもいいのでその時間を埋めるのに一番手っ取り早い行動をしてしまう事があるように思います
私自身もついスマホで見なくてもいいヤフーニュースを見てしまう事があります
人はどうして退屈を恐れる事があるのでしょうか、この本では、退屈を苦しいと感じる事や主体感の障害に繋がる事などがあげられています
退屈しのぎという言葉があるように、退屈という状態は決して人にとって良い状態ではないと思うので、退屈から早く脱出しいたい思うのかもしれせん
なので、自分ではそう思っていなくても人は退屈を恐れていくように思います
この本では、退屈に上手く対応する事で退屈に価値が与えられるとしています
退屈は決して悪いものではなく、退屈は次への新たな行動を促す為のサインであり、退屈を恐れてしまうとそのサインを見逃してしまうようです
退屈だと思う事があったら、その退屈な状況を恐れずに受け入れる事によって、今の自分がこの後に何をしていけば良いのかが見えてくるとの事です
しかし、退屈を恐れて受け入れないでいると退屈の呪縛に陥っていくようです
退屈の呪縛に陥ってしまうと、何もする事がない時間がたまらなく嫌になってしまい、何でもいいので時間が埋められる行動をしていくのだと思います
今は、スマホがあれば時間を埋める事は誰もが容易にできてしまいます
スマホ自体はとても便利なものだとは思いますが、便利なものだからこそ使い手の方が上手く使いこなせないと退屈の呪縛にはまる道具になるように思います
退屈を感じるという事は自分がしたい事ができていない時だと思います
自分がしたい事ができている時は、時間があっても退屈だとは思わないと思います
個人的に一番贅沢な時間の使い方は、何もしなくても退屈ではない事だと思います
何もしないでいる時間が持てるという事は、時間に追われたり、縛られたりせずに、自由に自分の時間を過ごす事ができている状態だと思うからです
どんなにお金を稼ぐ事ができても、それによって自分の時間がなくなるのであれば、そのような生活を私自身はしたいと思う事はありません
自分の時間を何に使うかは人それぞれ自由だとは思いますが、少なくとも、自分が使いたいと思う事に使う方が良いように思います
退屈する生活は良くないとは思いますが、いつも何かをしていないといけないと思って、時間に追われたり、縛られる生活の方が良くないと思います
人が退屈する事を恐れるのは、自分に本当にやりたい事がないからだと思います
本当にやりたい事がある人は、退屈を恐れて何でもいいから時間を埋めるような行動をする事がなく、退屈な時間も価値あるものにしていくと思います
退屈を感じる事があるという事は、自分が何をしていきたいのかが自分の中で見えていない時だと思うので、今の自分の方向性を見直す時だと思います
そんな時に、退屈する事を恐れて無理やり時間を埋める行動をしてしまうと、自分の方向性を見直す為の時間を持つ事ができなくなっていきます
退屈を感じた時は退屈を恐れず、退屈している時間を楽しみながら価値あるものにする為に、何もしないでぼーとする時間を持つのも良いと思います
退屈を恐れずに退屈な時間をぼーとする事で、不思議と今までは見えなかった自分の思いが見えてきて、退屈な時間が価値ある時間に変わっていくと思います